神経症の始まり


筆者が神経症に罹り始めたのは、

確か小学校時代の終わり頃だったと思います。

これには親子関係が直接的に関係していたのですが

あの頃は、まだ自力で生活が出来るはずもなく

やはり親の絶対的権威の元で生きて行くしかなかった訳です。

ーーで、親子間の葛藤が強かったその関係では

自由に自分の感情を曝け出すことが非常に難しかったんです。

自分の素直な感情を出そうとしたその瞬間

葛藤の激しい親から目に見えない抑圧を受けます。

時には鬼のような顔をして睨みつけられる時もありました。

そうなると、親の傘下でしか生きられない弱い存在の子供は

そこから逃げ出すことも出来ずに

結局、親の言いなりになってしまうんですね。

「大人しくして居れば生きて行かれる。」

と、いつの間にか親の顔色を窺いつつ

自分の本当の感情を殺すことに慣れてしまいます。

そして、親と世間に気に入られるウソの自分を演じ始めるのです。

さあ、ここから悲劇が始まります。(;_;)

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